「直感力」今考えている事の逆が正解だ。でもそれは大きなミステイク。
一人の女性が個室で目隠しをされ、椅子に座っている。
これから行われる事に少し緊張している様だ。両の手を膝の上に乗せ背筋を伸ばし、礼儀正しくしていることからもそれが伝わる。女性にはビデオカメラが向けられており、この様子を収めた映像が別室で中継され、何人かがその様子を眺めている。
すると、その女性の口元に何やら得体の知れないモノが、スプーンで運ばれ食べさせられた。どうやら何かの食材らしい。
女性は何やら食べた感想を述べ、また別のモノがスプーンで彼女の口に運ばれる。
二つ目も食べ終わると彼女の目隠しは外された。その後一瞬の思案の後彼女はこうつぶやく。
「Aだと思います。」
元日に放送された年始スペシャル番組。「芸能人スター格付チェック」の一シーン。
今運ばれた二つの料理はどちらかが超高級食材を使って作ったモノで、片方はスーパーなどで簡単に手に入る一般的な食材のモノだとの事。そして、どちらが高級なのかをそれぞれ芸能人なり芸人なりスポーツ選手なりが己の五感のみで当てる。っていうのがこの番組の主な趣旨。(知ってると思うけど一応ね......。)
さて番組の続き。
この女性(女優の中山美穂)が「A」を選んだ時、別室に控えていた同じチームの男性(タレントのウエンツ瑛士)はうれしそうにその意見に同意していた。何やら同調するモノがあったのだろう。
ところが、ここで中山美穂は「B」の可能性も捨てがたいと、あれこれ苦悩し始めた。
こうなってしまうと、ありとあらゆる些細な事まで手がかりの様に思えてしまうモノ。中山の苦悩はさらに深まってしまう。
別室のウエンツは何やら不安な様子。
そして熟慮の末最終的に、
「Bです。やっぱりBにします。」
っと、最初に出した判断を翻して決断。
果たして、正解の高級食材は......。
という前置きから、今年は始まるんだ。うん。
で何かを判断する時に"直感"はとても大切と主張しました。
■ 経験を瞬時に繋ぎ、そこから最適解を導き出す。
■ どうやって直感力は鍛える?生かす?
棋譜を理解していても、実際にできるかどうかは別問題である。ーーーインプットと同様に、アウトプットを意識的に増やすことが必要だろうと思う。
■ 今日から自分の直感には正直に
散々悩んだ末、最初の方が正しかったなんて目も当てられません。
中山さん意気消沈。
AとBを思案している最中、別室のウエンツが「こういう場合は最初の方が正しい事が多い」と漏らしていたのが、とても興味深いです。
この時は僕も「まぁそんな時もあるよなー」ってな感じでした。
ですが、実はこの話ここで終わりません。
その後も番組はブラスバンドの聞き比べと、盆栽の比較へと続きます。
そしてこっちのコーナーは視聴者参加型。
その時、親と兄弟と番組を一緒に見ていました。
それで、ウエンツの発言もあって"直感"を少し意識して僕もやってみる事に...。
ブラスバンドにしろ、盆栽にしろ、
家族は「音にまとまりがない」「全体的に音が小さい」「見た目がお菓子っぽい」「ワザとらしい」「学生なら~のはず」「価格10億なら~のはず」という様々な憶測や評価を元に決定。
一方僕は特に熟慮せず、本当にパッと見て(聞いて)「なんとなくこっちかな?」と思った方を、選んだ後一切変更しないという方法を採りました。
二回とも僕と家族の決定は分かれ、そして結果はなんと、二回とも僕の正解でした。
この時の気分は、正解してうれしかったというよりも、もはや唖然。
今まで知らなかった未知の力に目覚めてしまった様な気分でした。
「えっ?まじで?直感ってこんなにすごいの??」
この時すでに上記の書籍二つは既に読んでたんで、「そういう傾向がある」程度に留めていた程度だったんですが、まさかこれ程とは......。
だって3回ですよ!?直感に従って良かったケース。ウエンツの発言も含めれば4回!?
そんな事ありますかね!?
これってもう十分、判断の足掛かりにして良いって事じゃないでしょうか??むほーっ!!
っと、年初め早々一人興奮していたワケです。
悩む時間が掛からないとか、なんで途中で変えてしまったの?という、自責の念にも駆られないし、割と理にかなった決定方法ともいえるので、
「まずは直感で決め、それに従う作戦」は普通に有効です。
皆さんも是非お試しあれ。
あっ、格付けチェック48連勝中のGackt氏に関しては、「ホントもうよくわかんない」というのが正直な感想ですマル
今年もよろしくホンジャネー
※タイトルはFF6のセッツァーというキャラの名言から抜粋。
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