ハイ・ジカ

ハイジカ

タメになる事・ムダな事。僕の人生はどちらも必要な「ハイイロなジカン」

面白い人は皆、「〇〇力」が高いという話

 

さて問題です。

 

次の内、

 

人とのコミュニケーションを進めるのに最も必要な能力はどれでしょう?

 

1 忍耐力

2 知識力

3 応用力

 

 

正解は、

 

 

 

 

『 雑談力 』

 

です。

 

いやー、びっくりしましたねー。

 
僕もびっくりです。っというのも、この本は僕も書店にいった時、特に買う予定はなかったんです。ですが、レジの清算でこの本が紛れていたんですね。
 
そんなバカなと思ったので、売り場でこの本を手に取った時の事を思い出してみると。
 
 
ああ......挟んでるわ...。アレとアレの間にちゃんと挟んでるわ....。
 
 
っという感じでお買い上げとなりました。
 
今回もご多分に漏れず、フィーリングでこの本を選んで買っちゃったんですが、
 
結果的にこれは大正解でした。
 
 

"雑談上手の話す(書く)"技術とは。

著者は『永遠のゼロ』『海賊とよばれた男』の作者として、また『探偵!ナイトスクープ』の構成作家としても名がしれた人です。
 
そして、それと同等以上に"話が達者な人"でも有名らしいですね。
 
話す事が書くことよりも実は好きな著者。本書でその著者が語るのは、
 
・世の中の話の面白い人は総じて"雑談力"が高い人ということ。
・"話の面白い作家は、書いても面白い"というのが編集の間での意見。
・自分の関心のある話題を、相手を楽しませるという気持ちで話すことが大切。
・後は自信を持って話す話す話す。
・そうすれば雑談力が身に付き面白い人へ。
 
大別するとこんな感じです。
 

話が上手くなる技術。そして、とにかくそのネタ・ネタ・ネタ。

起承転結(物語化) 
ネタ3割⬅︎普段からストック、 でも話術7割 
自分の話したい興味のある事を話す。 
失敗談を面白おかしく話す 
上達は回数をこなすコト 
避けるべき話。モテ自慢、金持ち自慢、有名人と知り合い自慢 
数字があれば具体性が増す 
話し上手は聞き上手? 「聞く」のではなく「学ぶ 」
薀蓄と小噺は違う
話の急所の部分をつかむ。それに合わせて全体の構成を組む 
 
これらは本書に書かれている著者の主張のメモ書きの一部です。
 
どれも「なるほど」といった感じで読めてタメになります。
 
しかし何よりすごいのが、これら一つ一つの項目に逐一例として小噺が付いてるんです。
 
それがどの話も幅広く、実に面白い。
 
ざっと例を挙げるだけでも「バーバリライオン危機一髪」「葛飾北斎は引っ越し魔」「月は地球に向かって落ちてる」などなど、これだけでも面白そう。
 
「雑談力」に関する技術の説明よりも、こっちがメインなんじゃ?
 
そう思えるというか、多分そうです。
 
 
また、その小噺を他の人に話して自分の素養の足しにして下さいとあります。
参考のためのサンプルとしても役に立ちますし、これだけでも十分な価値があります。
 
 全体的に読みやすく。ドンドン読める印象。僕は一気読みでした。
 
人と話すときに是非参考にしたい、人生の良い手引きができました。
 
 

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ほんじゃ
 
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